蛇行する川のほとり/恩田陸
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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お、これは雰囲気がまた戻った感じ…と思ったけどそうか初出はもっと前なんだもんな…。この話をこのタイトルにする、というセンスがすごいと思うのです。「言われてみればぴったり」て、言われないとわかんないからね素人はね。
男子は出てくるけど女子校ノリ。合宿…集団生活…ていうか他人との寝起きを一緒にすることを描かせるとうまい、と思う。旅とか寮生活含む。香澄と芳野、それからクラスの女子二人組(名前忘れた)の描写と対比、がうまいなあと思ったんでした。そうそう、そういう女子っているよね、と。(クラスの子の方) 夏のものすごい暑さを描写されてるんだけど、眩しすぎて逆に視界が暗くなっているような貧血のような耳には何も音が聞こえないようなそういう空気。真魚子のような服装をしたいなあと思う。
「これからも続いていく──系(=しっかりTheEndにならない)」終わりじゃないのですねー。珍しい?