前巷説百物語／京極夏彦

前巷説百物語 (怪BOOKS)

案外あっさり読んだなー。ハードカバーは大したことないってことか。真におそろしいのは二段組のノベルス…。比べるほどに実感するのですな…。
＜熱いパッションのままネタバレとか気にせず書きたいので反転＞青い又市（;´Д`）て思いながら読んでたけど山崎…！！（;´Д`）　「でも旦那ァ生きてるね」「ほんと──だね」のあたり、旧鼠は「〜ね」が多くてなんだこのかわいらしい語尾は！と思いました。久しぶりに真面目に読みました。（真面目？）　まあそんな与太はともかく。青い又市が御行になるまで、エピ0的なあれなんですなー。こうもハッキリと書いてくれるとは思わなんだ。だって結局百介最後の事件って書いてないよねー？なんかそういう雰囲気で終わるのかなあと思ってたんだけど、小右衛門がちょろちょろ出てくるわおちかなんてお嬢さんが出てくるわ一文字狸だの海賊だのまでちょろちょろ出すとは。巷説は親切シリーズだよねとは後読んだときにも思いましたが、ここでも再度その思いを新たにするわけです。しかし山崎さんの最後は…久しぶりにこういう思いを味わったぜ…。フィクションでキャラクターの最後に眉を寄せるような思い…。＜／反転＞