週末のフール/伊坂幸太郎

終末のフール

終末のフール



さよならの空を思い出しつつ。内容とか題材とか舞台ってより、それを踏まえた雰囲気とゆーか空気とゆーか。こちらの方が人間怖えと思いますが、あちらの方がファンタジー色強いからねー。
最初は「なんじゃいこの荒唐無稽な設定」と思いますが、徐々に明らかにする事実を増やすことで徐々にリアリティが増す…気がする。一番を挙げるなら書斎の本読み切ったガールかしら。ウールの少年も捨てがたいのだけど…。いや最大はあれかな、「マジで?」な例の役者かな…(笑)。しかしあれだろ、なんていうかヨールは反則だろ!!!(笑)
順番に読むと、やはりその著者の変化がわかるので、こういうはっきり現れてる人に出会う度出版順信者指数は上がっていくのです。