天使はモップを持って/近藤史恵

天使はモップを持って (ジョイ・ノベルス)

天使はモップを持って (ジョイ・ノベルス)

天使はモップを持って (文春文庫)

やっとたどり着いた…!これを読んでみたいがために延々凍える島から読み出したんだよそもそも…。それいつの話だ(セルフ)。
天使ってゆーからファンタジーなのかと思った輩がここに一人。違った…。よく考えなくてもわかることだった…。今となるとなぜファンタジーだと思ったのかも定かではない。まあある種ファンタジーと言えばファンタジーですけどね。
<ネタバレ>妻って単語を一切使わずに最終章を書ききってたら、すごいと思ったけれども…。「この妻って誰?(´Д`;≡;´Д`)」と思わされるより「この妻って誰?(´Д`;≡;´Д`) って思わせたいんだろうなあ」と思ってしまったのでうーん…。それが狙いだというのならばいいのですが。一人称だったし、故意に伏せようとしないけど明かされない、のが重要なのかなとも思いますが。主人公が「妻」と「キリコ」を別物として扱ってるのはわかるし。しかし前者も後者も中途半端な気がしてしまうのでもうちょっと徹底して欲しかったなあと思う次第であります。</ネタバレ>