沙羅は和子の名を呼ぶ/加納朋子

沙羅は和子の名を呼ぶ

沙羅は和子の名を呼ぶ

沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)

表題作。逆、じゃないのがポイントかなあと。「和子が沙羅を呼ぶ」かと思ったんですが、読み終わって見たらこの順番だったので、これはむしろ重要っていうか象徴っていうかなんていうか。和子視点だったからそう思うんだろうか。沙羅が何を思って和子を呼んだか、はほとんど描かれてないわけだし。
年代から内容から多岐にわたってましたが、幽霊話ってことかなー。いつもに増して「ミステリー」ではないと思いました。私の思うミステリーが違うのかなあ…謎もないと思うんだけど…。不思議な現象が起こっただけの話はファンタジーなんじゃないの?かなあ?まあどっちでもいいんだけど…。