聖女の塔/篠田真由美

聖女の塔 (講談社ノベルス)

聖女の塔 (講談社ノベルス)

なんかじょろうぐも思い出した…ってネタバレになるのかな。
それはともかく、2006年とは思えない空気感ですね。前時代的…内容じゃなく透けて見える著者がというか、なんか…「内面削って書いてます、これは書かないといけない作品なんです」感があるなあ、と。その意味での少女漫画というか、24年組って知らないけどその辺〜80年代的な空気というか、そういうものを感じる。
あとラストシーン、カゲリは蒼に恋愛的な感情を抱いてるの?とネタでも妄想でもなく不思議になった。真に「香澄を心配する過保護な友人」の描写だったのか、腐サービスなのか、自分が書いてニヤニヤしたいのか、意図がわかんないナーと思ったの。何がわかんないかと、「恋愛感情です!」というのなら、そういうキャラクターの存在に対して(まあいるならいるでいいけど)、友情ならあの辺の行動と描写に関して、ということになりますが。だって過保護な友人が息がかかるほど近づいてきたりする意味がわからない。でも急に男同士の恋愛を扱う意味もわからない。となると腐サービス?