月の扉/石持浅海

月の扉 (光文社文庫)

月の扉 (光文社文庫)

うーん感想がイコールねたばれだな。ええと、手がかりはわかりやすいかつ関係者限られるので「Who」は予想着いてしまうけど「How」、そして何より「Why」で読ませるというはなし。特に、後者が特殊な状況だけに衝撃で、んだよファンタジーかよ(´ω`)って感想になる場合も多々だと思うけど、いかにクローズドな事件現場を作り上げるかという流れに感心しましたのこと。
あと、物理法則を無視したり、いわゆる超常現象といわれる出来事、は実は起こってないんですよね。とてもフェアな正統派ミステリー、にファンタジー要素で味付けって形式だ。のに、まるで摩訶不思議な出来事が起こったかのように思えてしまうところはすごいと思った。しかしわたしはこういう平々凡々然とした女子、の視点が苦手なのじゃー。男性視点のかわいこ女子も好きじゃないとか言うくせに更に贅沢か!て感じですが。