いろんな気持ちが本当の気持ち/長嶋有

いろんな気持ちが本当の気持ち

いろんな気持ちが本当の気持ち

長嶋有好きだー。としみじみしました。増刷したい。でもごめんなさい図書館で借りた。と思いながら読んだ。本という形状を捨てたり出来ないので、はずれを積んでおくのも金を払うのもまあ構わないのだけど物理的に床が耐えられない状況になりかねない性質をもつのですよ、と。
ミロとチャロについての記述が、末尾に近かったせいでもあるけど印象強い。あのマラソンの比喩は読んだばかりだったというのも余計にか。
ヒゲのタイトルはおもしろいと思ってたらそんな理由が!と思って更に笑った。そこで笑えるセンスが好きだ。私もだ。しかしそれにしても女子っぽい…というか自虐の感じが女子っぽいというかヲタ女子っぽいんだな多分ね。小説の女子が女子の書く女子っぽいのはまたどういうことだろうと不思議なのだけど。