ブラフマンの埋葬/小川洋子

ブラフマンの埋葬

ブラフマンの埋葬

ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)

ブラフマン(´Д`;≡;´Д`) どうしてこんなにも小川洋子の描く動物に撃ち抜かれるのか…。ブラフマン(;´Д`)ハァハァ いえブラフマンが何であるかを書いてない、てのはわかってますよ。しかししっぽ、足、鳴かないこと、餌の食べ方求め方、寝方、すべてに腹の底からときめきをおぼえます。じたばたしたい。
タイトルでわかってたけど、これは喪失が待ってる話なんだなー。となると博士はやっぱり狙って書いたのかしらん(狙うのが悪いとは思ってませんよ念のため)。貴婦人から博士に進まれると「そんなに飛びますか!」と思うけど、貴婦人→ブラフマンだと「ああこういう方向ねー」と思える。ので博士が狙ってたとしたら納得するのだ。しかし貴婦人Aから、やや一般受けしやすそうな方向には進んでるなあとは再確認。気持ちの悪さというか読みながら受ける負のイメージは薄れてるよなあ…。良いか悪いかはともかく。