都市伝説セピア/朱川湊人

都市伝説セピア

都市伝説セピア



河童の話を読んで受けた印象と、それ以降の話の印象が随分違うですな。

ホラーゆえの怪奇現象や、人間の性(さが)から発する悲劇はありながらも、更にそれらを包む人間の優しさ、逞しさを絡めた暖かみのあるものが多く、見方を変えると、ホラーの味付けをした「人間物語」と言える面がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/朱川湊人

ていう解説を読んで「ああなるほど」と思うのは、河童以外なのだ。この本とwikiの解説とさよなら〜から受ける印象を総合すると河童の話が浮いて見える。まあ書かれた当時の意図は単行本化されると明記されないことがほとんどだしわからんですよなー。
話自体どれもおもしろかったけど、フクロウ男で引き合いに出された口さけ女だのテケテケだのが、小学生の頃割と結構びびってた当時を思い出してしまいほんの少し怖かったですよ…。割と夜中に読んだしね…怪談苦手なんだよう…。絶対にないとは思いつつでももしかしたら万が一あるかも…?断言していいのか…?て事柄は、怪談に限らず苦手です。サンタの存在とか。選手の契約問題とか…(私の中では同列…)。ないものをないとは証明できないのだよ…。
…話の内容に触れていない。公園の話はおもしろかったすよ。