俺が近所の公園でリフティングしていたら／矢田容生

俺が近所の公園でリフティングしていたら

読み終える…！っていう、ラストスパートの、川口さんがボール前に出したあたりでチャイムが鳴って早退してやろうかと思いました（それは言い過ぎ）。
処女作との但し書きに納得できる文章だし、選手の趣味というか見ている世界が違うのかと（笑）思う部分もありましたが（最初のTMとか）（かっこいい宮本て！）（名指し）、でもすごく引き込まれたですよ。知ってる選手名なのもきっと大きいんだろうなあ。どうしても比べてしまう龍時は、私海外がわからんので、そこまでリアリティないって部分も正直ある。そりゃ文章力では圧勝だけどねー。おもしろいと思った理由に、知ってる名前があんな風に！ていうのは多分割合高いとは思う。
試合描写にさん付けだらけのWYは正直入り込めないとも思いましたが、最後はさすがにさん付け連発でもしょうがない。（笑）　一人称はしょうがないけどね。05年時点でこんな未来を想像できたんだと思うと、感傷に浸りたくなるのはまあサカ好きのサガだね…。久保がW杯に出てるよ…。
＜ネタバレ＞MFってことは「大黒、…巻」のΣ（ﾟдﾟ|||）!!感はないんだね！
「ピッチには彼女が待っている。彼女の声を聞いてこい」
ゴール決まるあたり〜のモニカネタは、正直もうちょいなんとかならないものかと思ってしまいましたなあ。エピローグはよかったから余計にそう感じるよと。んん…悪くはないけど無難というか…。帰国から立ち直るまでの過程はよかったから事故が余計とは感じないのだけどね。オランダ戦、ブラジル戦は、文章差し引いても鳥肌ものだったし、上の台詞は発言者に目をつぶれば（重要）こういうの好きなわかりやすい子なので特に文句もないんだけど、なんだろうなあ…。＜／ネタバレ＞