インストール／綿矢りさ

インストール (河出文庫)

んー…まあおもしろかった。うけるのもわかる。というか。かわいい女子好きとしてりさたんはぁはぁしてもよいかなとも思わないこともないし。（…）　まあ…まあこんなもんだよねな感想？一人称のこういう文章書く人だと思ってませんでしたが、意外！とかではなく事前情報も先入観も何もないだけなので、「ふーんそうなんだ」と、ただ新たな知識に納得するのみであります。この長さで終わったのがよい、てのはあるじゃないかなー。
角田光代の雰囲気に似たものを感じる…つうか根っこのあたりに同類のにおいを嗅ぎ付けた気がしないでもないです。あ、いや角田光代じゃなく、俺と（笑）。書く文章ではなく（笑）、思想…が形成された土壌あたり？思想！と言うほど近くはない。違う世界を生きてるという感想を抱く人ではなかった、レベルの近さですが、これだけ各々独自の世界確立してる中でそう思えるのはなかなか近いんじゃないかな…。
私が好むのはテンポ／語呂がいい文章じゃなくシンプルできれいな淡々とした感じなので、つまり好みドンぴしゃではないのですが、かけ離れてもなかったかなと。嫌いではないし会ったら読むよポジション…かなー。