Φは壊れたね／森博嗣

Φは壊れたね (講談社ノベルス)

τまで3冊揃っててうっかり手に取ってしまったんだな…。04年って随分前ですね。でも今年のアタマに「森の今出てる新シリーズは萌絵らしいよ！」「今の森をそれだけで読む気になるか…？」という会話してるから、そんなに衝撃受けるほどの年月じゃない…。そうかあれは今年なのか。そうか。本開いてのものすごい違和感に首をかしげて、そうだ一段組みのせいだ！と他の感想を見て気付く。
＜（これを書いたら怒られるかもしれないと思って気にして）ネタ（を書くのが面倒だから隠すけど大したことは）バレ（ないよ）＞何が癇に障るって「いるのね同じ系統が…」だよねー！！１と思うわけです。あの思わせぶりっぷり…読者向けの発言をキャラにさせてしまうあの雰囲気…！！（のた打ち回る）　うーん…こういうキャラクタ（笑）になると、別に犀川出てこなくていいかなと思う。とことん思わせぶって、でも本人は出てこなければいいのに。出し方が微妙というのもあるけど、犀川自体のキャラクタ（笑）がなー…。
トリック…つかミステリ（笑）部分は普通の森風味だけど、非常にあっさりですね。Vシリーズよりあっさり？いわゆる解決編っていうか…なラストなのもあるだろうけど、でも展開も早いし、電車で薄い文庫本ミステリー読んじゃったぜ（ﾟ∀ﾟ）ぐらいの読後感。私が長い本に慣らされすぎって話です。それも否定はしません。んー、でもなあ、これは…うーん。冷密とか笑数もこんなもんだっけ？Vシリーズの中盤もこんなもんだった気もしないでもないけど。でもあっさりだなー。文体が、散文というか詩的すぎないあたりもあっさり感に加担してるとは思う。うーん…どうなのかな、この薄さ。文体はおかげで最近の作品にしては読みやすかったけど。ノベルスシリーズだと意図してこういう文なのかな。＜／ネタバレ＞
最初の数シーン五月が女子だと思った人ー（・ω・）ﾉ　戸川をとがわって読む人ー（・ω・）ﾉ　幻惑の死と使途か…んー…トリックやらストーリーはまだしも登場人物なんて覚えてな（ｒｙ　ところで誰か私が虚空〜読んだか知ってる人…。（いねえよ）

　
ドトりたい！期限過ぎてるから読んで返したい！帰るの面倒！という様々な欲求の併せ技でinドトールですが、メールしたり全く集中しないで1時間かからないのはしょんぼりだね…。この厚さのノベルスを買いかぶりました。これを返しても、期限過ぎた本がまだ家にあるから新しいの借りたくないというだめスパイラル。外暑すぎ…。