世界の中心で、愛をさけぶ/片山恭一

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ 小学館文庫

久々に読んだ本がこれか…(笑)。カの棚見てたら背表紙と目が合ったので、まあ今更でも世流に乗っておくべきかと思って借りてきました。まっっっっったく予備知識なしで読んだから、おもしろかったです。映画もドラマも全く接しておりません。別物らしいとは聞きましたが。
全く接してないとはいえちょっと情報は入るから、もっとバリバリの恋愛!悲恋!的な内容かと思ってました。予想より普通に文学してて意外だった。人死に系は泣かされる自信がある単純な子ですが、「泣かすよ!絶対泣かすよ!!」という気合が見え隠れするぐらいくどい方が泣くので、今回は全然。別に泣きたかったわけじゃなく、どんな話?って疑問を解決しようと思ってたので、悲恋だろうが泣けなかろうがなんでもいいんですけどね(笑)。むしろあっさり具合が結構好みー。女子の描写が、俺の苦手な「男性の書く女子」じゃなかったので、多分そこが好みなんだな。だから勝手に若い人かと思った…という無知な人間がここに。段々自分の苦手な傾向がわかってきたよ…。
んー…嫌いではないっていうか好みだし好きだけど、この本が売れる理由はわかんないねー。ドラマも映画も全然違うっていうから、まあ、そうなんでしょう。くどく…というか、書き込んで書き込んで泣かそうと思えばいくらでもどうにでもなるストーリーだよね。とは思う。