屍鬼〈上〉/小野不由美

屍鬼〈上〉

屍鬼〈上〉

夏になる前に!って慌ててたんだけど始まりが7/24だったのでひと安心して再読。ちょっと久しぶりに読むんですが、静信33、敏夫32とな…!若い…とは言わないんだろうけど、いやあ、初読のとき抱いたであろう感覚に比べたら。若い…。
村人の視点で順繰りに話が進むので、「理解し合う」ということがいかに共同幻想であるかが感じられるところが大好きです。「通じてるつもりで実際はお互いに全然違うことについて考えてるんだけど、お互い通じたと思って過ごしてる」萌え。
「何を言ってもネタバレになる」よなー、と構成の妙を噛み締めつつ下巻。フジリュー版の屍鬼もとても気になって買っちゃったんだぜ…。