幻夜／東野圭吾

幻夜

（;ﾟДﾟ）ﾌｵｵｵｵｵｵｵｵｵ　ってなった。なるほどこれは一気に読むべきだ。
白夜行もだけど、あの「もしかしていやきっと」という想像力かきたてるだけかきたてて放り出すっていうのは、こっちに頭を回すことを強いているわけで漫然と読み進めるよりも引き込まれるんだろうなあと思った。追う側の視点も混ぜてるのが倍ドン。多分。でも＜ネタバレ＞美冬の方が直接手を下したり、自ら出張ることが多いなと。亮司は関係者に顔見せてたけど雪穂は（描写の中では）ほとんど「現場」にはいなかった、と　既　に　う　ろ　覚　え　ながら印象で言いますけど、なので美冬の方が甘いよなあと思いながら読んでいました。＜／ネタバレ＞
それにしても東野は基本的に、フェア（手がかりがしっかり散りばめられている）な話だとかなり「もしかしてさてはこれだ」って推理しやすいよなあ。結末を知って「そう来るか」「言われてみればあのときああだった」と思うことも多いけど、反面「その展開はお見通しだ」も多いよなと。どちらにしても手がかりはしっかりつかめているわけで、読ませ理解させるのがうまいんだろなと思う。