三面記事小説/角田光代

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もうすっげめりこむ。絶望的な心境にしかならない。ここまでどんよりさせられるというのは、やはりすごい人なのだろうと思うのですが、しかし二分すると負の方に入りがちな気分の時に読むもんじゃないですねうっかり人生に絶望しそうになりました。
いくつか知ってる記事もあったなあ…。赤い筆箱とかはいやそれちょっと反則!と思いつつ。愛の巣での姉妹、彼方の城での母娘、永遠の花園、それから赤い筆箱の姉妹、多分対岸の彼女で初めて思ったんだけど女子の関係性がすごくリアルなのですよね。はっきり覚えてるのが対岸からというだけなのでその前にも同じ感想を抱いていたかもしれませんが。「あーあるある!!」を感じられる文章が好きなので、多分角田光代を好きだと思うようになったのは対岸の彼女。今読み返したらそれ以前の話も感想違う気もする。