ドミノ/恩田陸

ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)

ドミノ (文芸シリーズ)

これだけのキャラクターをしっかり絡み合わせて組み上げて、一つの事件を作る、のがすごい。これだよ!こういうのを求めてるから、あれとかそれとか読んで「物足りない」って思うんだよ!!!という第一声。こういうのを「緻密なストーリー展開」とか言うんだよなー。すごいなー。まずこれだけ登場人物がいて首を傾げないのがすごい…。人物紹介が先にあることで「こんなに出てくるのかよ('A`) てゆか誰だよ意味わからん('A`)」と多かれ少なかれ思わせるのも作戦なのじゃないかしら…。そりゃ誰でも人物紹介がある場合は色々考えるんだろうけどもね。全く関係のない事件がしっかり起こって描かれてるのもよい。取りあえずピザーヤに出会いたい。あと立ち往生する地名に馴染みのある自分がちょっとなにがあれだ。(笑) あとはにっこり笑顔で番宣の少女二名かな!
ドミノってのは秀逸だよなー。勢いも含めてまさに。パズルじゃあないのですよね。まさにパズルってタイトルの本もありましたけど(笑)。これはドミノ倒しだよなあ…。