Θは遊んでくれたよ/森博嗣

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

読み終わって一番言いたいこと→ ま た お 前 か
 
<略してネタバレ>ウイロウと保呂草のためにVシリーズ読もうとは思わないぜ…。と思ってたらあれかー!うーん…。じゃあMNIのとこだけ読もうかなと思ってしまう俺がだめ…。多分冬読んでないからそれはやっぱり読むつもりなんだけど、その上に…うーん。
萌絵と犀川の屋上部分って要るのかー?と不思議でしょうがない。メイン人物ならともかく、一応サブ扱いなんでしょ?封印〜とはわけが違う。あと海月より犀川が上だって設定にどういう意味があるのか…。伏線にしたってなんか…いい展開を想像できないわけで…。悪い展開も想像できてないけどね、うーん…。
「知らぬは読者ばかりなり」どころか、読者と恵美以下Gキャラとラヴちゃんが解決してるって知らなかった、というか犀川と萌絵(と近藤)が解決を知ってた、ってのは…キャラクタ(笑)が読者より優位に立ってるというよりも犀川と萌絵が読者より上に立ってるっつーかより作者に近いところに立ってるっつーか?そゆこと?そういう意味で「主人公ではない(ストーリー展開の中心にはいない)」って扱いは納得すべきかな。これからストーリーに翻弄されるのは恵美だの海月だのであって、萌絵と愉快な仲間たちではないと。んー…。…そんな萌絵が出てくる話っておもしろいのか…?</ネタバレ>
森の何がダメって、ラヴちゃんとかしこさんとかのしゃべり方ね…。特異なキャラクタ(笑)を装う、というキャラクタのしゃべり方が相容れない。練無も結構だめなんだけど、目線は一般人だし何より多分「女」を意識させないからだろうなあ。「少女」は意識されても「女」ではない。とどのつまり森の書く「女」がだめなんだろうなーと。だから紅子もそう好きじゃないし、萌絵も初期が好きだし、四季も科学者ではない部分はいまいちだし、睦子も各務も以下略…。…と、今並べてみて自分ですごい納得。なるほどねー…。(書きながら考えるとこうなる) だから恵美は平気なのかな。