ノルウェイの森(下)/村上春樹

ノルウェイの森 (下) (講談社文庫)

ノルウェイの森 (下) (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫) ノルウェイの森(下)

私が初めて村上春樹ノルウェイの森を知ったのは、中学生の頃でした。仲良くしてくれたお姉さんが、心のバイブルとして挙げていて、興味を持ったのがきっかけです。
みたいなことが書けるぐらいには成長しました。夏休みの読書感想文風。本は即読めるけど何書いていいか全然わからなかったんだよね感想文…。閑話休題。上巻買って読んだまま(再読だけど)になってて、やっと借りた…!と思って日記読み返したら去年10月でやんの。1年経ってる。だってやっぱり、赤と緑の装丁が重要じゃないですか…。あれを手元に置きたい。春先までたまにブックオフチェックしに行ってたけど、もう行ってないや。これだけ限定で見に行こうかなあ…。
確か高校生のときに読んだんですが、再読がリアルタイム20歳通り越しちゃってるのがちょっともったいなかったかも。読んでおけばよかったか。20歳と22歳の現在がそう変わらないと言えば変わらないけど、卒業もしたし仕事もしてるし絶対に違うはずなんですよね。例えば肉親の死とか友人の死とかは幸いにもここ数年起こってないので、その辺の考え方はさほど変わってないと思いますが。
あ、でもすげーと思ったのが、誰に共感とかじゃなく、恋愛感情なるものが対岸の火事(…)じゃなく身近なこととして感じられたことですよ!多分これ村上春樹だからとかノルウェイの森がとかじゃなく俺の変化(笑)。なんだろうなあ…橋が架かったとか、こっち岸でも火事が起こる可能性があるってほどではないんだけど、「あーそういうこともあり得るかもね、あるんだろうね」ぐらいには思えた。今まで「よくわからんがそういうものなんだろう」と租借も出来ず(だって口に入らない)丸ごと保管してたからね。まあ高校生当時に緑と直子の云々理解しようってのもあれじゃないかと思うけど…。あー、関係ないけど、描写が細かいとえろいのか?という疑問は高校生当時からあったりして。その疑問は今も変わらず。いや書いた本人がどうこうでなく感想を見てね…。
直子が死で緑が生で、という読み方も当時は全く気づかなかったので、取りあえず読解力…というか読み解こうとする気持ちは増してるようです。でも10年経ったけど、まだ冒頭の姉さん当時の年齢になってないんだなー。その年齢になって読むのが目標だったりするのですよ。まだまだだ…。87年でしょー。10年前に確か26歳前後だったから、高校…か大学で読んでるのか。あー…納得。