流しのしたの骨/江國香織

流しのしたの骨

流しのしたの骨

流しのしたの骨 (新潮文庫)

この間ページが抜けてた本ですよ!ハードカバーで借り直してやっと読めたよ!
珍妙だなあ…と思ってたら、まさに珍妙な家族をテーマに書いたようで、感想は間違ってなかったようです。至極もっともらしく珍妙な事を書く、のは別にどの小説も同じで「いかに嘘を本当っぽく見せるか」はフィクションの命題でしょうが、この「珍妙」の内容が数字の2だったりガラスのすのこ棒だったり食卓の落ち葉だったりウィリアムだったりして説得力(というのか)あるのが、すごいなあと思うところなんですよね。毎度の繰り返しで申し訳ないんですけれども。